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世界一周旅行(過去編)・第五章・6日目(ネセバル~ヴァルナ) [世界一周旅行]

昨年夏の世界一周旅行(欧州編)、ブルガリアの黒海沿岸までやってきました。

2005年8月9日(火)

昨晩、首都ソフィアを出発したバスは黒海へバカンスへ向かうブルガリア人で満員であった。よく整備された道を一路東へ。


(左)深夜、途中のドライブインで休憩。
(右)朝6時前、黒海沿いのリゾート地、サニー・ビーチに到着。

こんなに朝早く着いてもすることもなく、少し肌寒いのでバスターミナル内のカフェでひとまず休憩。

サニー・ビーチは黒海沿岸南部随一のビーチリゾートで、地元の人だけでなくヨーロッパ各国からバカンス客が訪れ、数多くのリゾートホテルやコンドミニアム、バーやディスコが立ち並んでいる。

…そんな場所に朝っぱらからバックパック担いでやってきた一人の日本人。完全に場違いである。そもそも海岸がどこにあるかもよくわからないし、こんな早くから海岸に出ている物好きもいないだろう。言うまでもないが、やはり一人でビーチリゾートに来るべきではないと思った。貧乏旅行者は特に。

ということで、ここは素通りして、バスで10分ほどのところにある、港町ネセバルへ向かう。


ネセバルの入口。この町は黒海に突き出した細長い半島で、30分もあれば歩いて一周できてしまう。今は閑静な漁村であるが、その昔は交易の要衝として、そして軍事要塞として1000年以上もの間、歴史上重要な拠点であった。


船着場の辺りを歩いてみる。


海沿いから少し町の中に入ってみる。石畳の道に木造の家屋が並ぶ。

それにしても猫が多い。でも港町にはよく似合う。


(中)細い路地を抜けて再び海へ。
(右)海のバシリカ跡とも呼ばれる、聖母エレウサ教会。


聖ミカエル・ガブリエル教会。

その内部(左)と亡くなった人を悼む貼り紙(右)。


ネセバル最古の教会、スタラタ・ミトロポリャ(聖ソフィア教会)。5世紀後半~6世紀前半のビザンツ帝国時代に建設されたもので、現在では外壁だけの廃墟となっているが、ライトアップなどが行われている。

(左)聖ソフィア教会を正面からみたところ。
(右)聖パンクラトール教会。14世紀の建造。


船着場近くの聖ステファン教会(ノヴァタ・メトロポリャ)。最も古い部分は11~12世紀に建てられた。


(左)半島の付け根部分はカフェや店が集まっていて、ネセバルの目抜き通りになっている。
(右)こんもりと盛られたアイスクリーム。こんなに美味しそうに並べられていたら、食べないわけにはいきません。


(左)そしてその横にある考古学博物館。イコン(聖人のモチーフ画)のコレクションが見事だった。
(中)ネセバルの俯瞰図。周囲1kmほどの小さな島が砂州で本土とつながって半島状の要塞を形成している。
(右)ここからはバスで黒海沿いに北上し、沿岸随一の大都市、ヴァルナを目指す。

ネセバル~サニー・ビーチ~ヴァルナを2時間程度で結ぶバス。

サニー・ビーチに立ち並ぶリゾートホテル群。ネセバル出発時はガラガラだったバスも、ビーチの各所で乗客を拾い、最後には満員で乗りきれない人まで出た。

ヴァルナまでの道程は黒海沿いではあるものの、その多くが山道であった。そして、2時間ほどでヴァルナ着。朝が早かったので、まだ昼前だ。


市の中心にある大聖堂。金色のドーム屋根が印象的。


大聖堂近くで見つけたホテル。約100年前の建物の内装を一新してオープンした。とにかく雰囲気がよく、便利な場所にあるので、迷うことなくチェックイン。

窓からは大聖堂(左)や、道行く人々(右)を見ることができる。
(左)近くの売店でサンドイッチとビールを買ってきて昼食。後ろの青い線はLANケーブル。建物は古くても設備は最新。まさかブルガリアまで来て、ホテルの客室でインターネットできるとは思わなかった。

さっそく、市内を歩いてみる。

(左・中)夏のリゾート都市ということもあって、明るく開放的。どことなく重苦しい雰囲気のあったソフィアとはずいぶん違う。
(右)明日、移動するためのチケットを買いにバスターミナルへ。

バスの手配も終わり、海岸に向かってみることに。

(左)港近くの鉄道駅。
(右)そしてその先を進むと、地元民向けの海水浴場があった。

今朝寄ったサニー・ビーチでは海に近づくこともできなかったが、ようやくここで黒海にたどり着いた。

(左)海岸から少し戻り、高台の公園から海を眺める。
(右)とうもろこしのほか、公園ではいろいろなものが売られていた。


海岸の公園から市の中心部にかけての通りは、夕方になると地元の人のほか、バカンス客などでとても賑わい、露店なども多く出ていた。

日もだいぶ落ちてきて、そろそろ歩き疲れたので夕食の店を探すことに。ブルガリアといえばヨーグルト。しかし、国中至る所でヨーグルトを売っているわけではなく、むしろあまり見かけることはなく、各家庭で作るのが一般的であるため、広く売られているわけではないのだとか。しかし、旅行者にとっては、ブルガリアに来たらやはりヨーグルトを食べないと気が収まらない。

(右)ということで、入った店でまず注文したのがタラトールという冷製のヨーグルトスープ。酸味がよく効いていて美味しい。

そしてメインはブルガリアの代表料理、カヴァルマ。トルコを源流とする肉料理に卵を加え、オムレツとして食べるのがブルガリアでは一般的。


ホテルの部屋に戻ると、窓からはライトアップされた大聖堂の姿が間近に見ることができた。

明日はヴァルナを離れ、ブルガリア中部の歴史都市、ヴェリコ・タルノヴォへ向かいます。 

続く


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